春には体調コントロールが難しく、毎年春特有の不調を訴えられる人が増えます。
今年は例年とは違い日照時間が少なく、寒く雨が多かったために春特有の症状よりも冬に多くみられる不調がでていました。
これから気温も一気に上がってくるので春特有の症状はこれから出るのかもしれません。
もしくは、夏の症状が出てくるかもしれません。
さて、春特有の症状は気温が低く春の日差しが降り注ぐ2月下旬から起こりやすく、頭痛、耳鳴り、精神不安、高血圧、筋肉の硬直など人によっては症状は様々です。
これらの症状の改善には時間がかかります。
これを改選するために、少しづつ毎日欠かさず漢方を無理ない範囲で続けられたお客様何名かが
『今年は辛くない。』
『快適な春です。』
と引き続き低用量で続けたいとおっしゃられています。
季節の不調は、医療保険の範囲では主だった病気にカウントされないため医師も患者も季節のせいにしてきちんと向き合っていない場合が多いです。
病気の範囲ではない程度なので『医療保険を使って治すのが間違っている』のかもしれません。
中医学では『因人・因時・因地』という考えが有り
その人・その時・その土地に合わせた治療を考えます。
西洋医学にもこの考え方はないこともないのですが、医療保険の範囲で、忙しい医療業務をされている医師などはそこまで対応できないのかもしれません。
毎年、どうしても困る季節が有れば漢方は有効な手段ですよ。
その場合、養生学を熟知した人に相談されるとよろしいかと思います。