湿度が高くなると軟便気味になる方が増えてきます。
体の中で湿気がたまり出ていかないのです。
体に悪さをするものは湿邪といいます。
体の表にあるうちは汗として、中に入り込むと尿として出すのが一般的ですが、尿に気化されず腸にたまってしまう体質の方が多いです。
出ようとすると便と一緒になるため軟便や下痢という症状になり出てきます。
食中毒のように嘔吐することはないのでトイレを我慢するくらいで済みますが、頻回になるとさすがにつらいですね。
原因が腸にたまった湿とわかる方には、その湿を体外に排泄してその後に湿がたまりにくい体質に変えていくようにします。
その湿の出口の一番近いところは肛門ですのでそこから出しきるのが一番早いのです。
下痢や軟便に困ってこちらの薬局に来ていただいているので、さらに下痢をさせるというのは非常に申し訳なく思います。
しかし、湿が出てしまえば湿を出すお薬を飲んでいても便は形になりますし、1回でスッキリと排泄できるようになられます。
結構不思議がられるのですが、これが自然の優しい作用だと思います。
無理に出さない。
不要分のみ取り除く。
必要分の水分は残しておく。
体に負担なくうまく改善できていきます。
今年は梅雨入りも早く、台風がたくさん発生しそうです。
この時期、毎年お困りの方がありましたら根本改善してみてはいかがでしょうか?
ぜひ、ご相談してくださいね。