『切らなければ治らない』
皮膚科でそう言われましたが、切るのには抵抗が有ります。
と2人の方から同時期に相談が有りました。
痛みも伴い西洋薬である程度までは治ったのですが、最後に芯が残るので皮膚科医もそのように話したそうです。
皮膚に赤味が出る場合の共通点は『イライラ持ちさん』です。
中医学では、気滞・血瘀・湿熱の体質の方に多いです。
この皮膚のできものに関しては『湿熱』を取ってしまえば2カ月くらいで治まる方がほとんどです。
しかし、『瘀血』を持っているためできものが治っても傷痕が黒ずんでなかなか取れないことが多いです。
できものが治っても再び出ることが多い方で根治を希望する方は、必ず瘀血をしっかりと取ってしまってください。
瘀血は、一部分に有れば全身に必ずあります。
放っておくと、子宮筋腫や癌などの瘤や腫瘍のような塊に進展することもあります。
瘀血を取るのは未病の段階ですので、目に見えなければ『無駄なこと』と感じる方もあるかもしれませんが、目に見えてからでは病気の段階ですので、苦しい目に会う前にセルフケアして体をいたわってあげてください。
最後に『気滞』です。
これは、気の流れを常に良好に保つこと。
漢方薬の得意とするところですが、考え方一つで随分変わるものでもあります。
自分の置かれている状況がどんなに辛くても、あらゆることに感謝しながら生活すれば恵まれている実感が必ず有ります。
特に日本人で有ることが当たり前の日本人ですが、世界から見ればかなり恵まれています。
そのことだけでも感謝できれば、気滞は減っていくでしょう。