高血圧と肩甲骨間のこり

春の気が立ち始めるとともに『高血圧』『肩こり(肩甲骨の間の筋が収縮する)』で悩まれる相談が非常に増えています。

病院で降圧剤をもらっていても血圧が下がらない。

 

中医学では気の方向性と、それの原因となる気の存在場所を特定していきます。

上の血圧は『心』下の血圧は『肝』この2つの場所の気は特徴と役割季節性をそれぞれに持っています。

この気が悪さをすると高血圧をはじめ、不眠・イライラなどそれぞれの特徴に合わせた症状も併せ持ちます。

肩甲骨の間の筋の収縮は『肝の気』が上昇すると起こります。

 

「病院で『塩分量を控えてください』と指摘されたが、我が家の食事は塩分量は多くない。気をつけようがありません」

とおっしゃるお客さんが有りました。

その通りですね。

もしも、ストレスが原因で高血圧になっていたとしたら塩分量よりもストレス量を減らすべきです。

降圧剤は血管や神経に作用し最終的に血管を拡張するように作られています。

その作用以上にストレスがかかれば、血圧は上がります。

 

ストレス(情志)は気の方向性(流れ)を変えるため降圧剤で効果がない場合は漢方も併用されると良い効果が出ることが有りますよ。