小寒が終わり、大寒に入りました。
小寒のほうが大寒よりも寒いと言います。
それもそのはず、大寒の次は『立春』ですから大寒のほうが少し暖かいのです。
寒いとはいえ、日差しは徐々に強くなっており『春の気』を感じることも多くなってきました。
厳しい寒さの中に春の気が入るので『高血圧』が急に出る人が増えています。
特に拡張期血圧。いわゆる“下の血圧”と呼ばれるものです。
特に肝の気の強い人が、強いストレスなどを受け陰血不足の状態の時に現れやすいです。
ストレスも様々で寒さがストレスなら逃げようがない。暖かくなるまで少し待たなければなりません。
本来、このような状況を避けるために冬の間に“補陰血”をするのが養生!
これを怠ると、高血圧をはじめとする肝に関わる様々な症状(頭痛・イライラ・不眠・めまい。耳鳴り・手足の震えなど)がでやすくなります。
怠っていなくても、春の気に弱い人は出ます。
このような時期には、精神状態を穏やかにして山芋や魚介類をたくさん取りたっぷり眠る(10時から2時は必須)!
と、補陰ができやすく春の気に遊ばされることが減ります。
春に体調を崩すことが多い方は早めに実践してみてください。