臨床実習在上海

上海留学時実習先 

 

上海中医薬大学附属病院  

曙光醫院(浦東・浦西両院)

岳陽醫院・上海市中醫醫院

 

実習科

中医内科(伝統中医科・心臓・肝臓・消化器科)

乳腺外科・皮膚科・内分泌科・婦人科

2010年上海実習先での様子



私の漢方体験

『漢方を知るなら、本場できちんとみておきたい。』

資格取得後、上海に10か月だけの短期留学をしました。

毎日中医病院に行き、中医と患者のやり取りを見聞きしました。

顔見知りの患者さんとお話をして、文化や生活状況も理解できるようになりました。

 

西洋医学で難病とされる病気の時は、中医学を選べる国。

選択肢が多いのはうらやましいことです。

 

2010年の上海は中国初の万博に活気づき、気温も連日40度の非常に暑い夏でした。

 

私は、喘息がひどくなり毎日発作に苦しみました。

そこで、私自身が中医治療を開始。

1か月余りで完全に治りました。

冬には上海独自の『膏方』処方で体を整えました

 

帰国後、毎年春の花粉症の時期にだけ起こる喘息が出ませんでした。

それどころかマスクなしで毎年過ごせています!!!

体質改善して完治!  

 

 漢方の実力を身をもって体験しました。



西洋医学以外の方法で自分を守ることもできます。

 

日本では、国民皆保険が適用されるための第一手段は西洋医学です。

それで治ればいいと思います。

一生服用し続けて悪化しないのも一つの手段だと思います。

最低限の治療を低価格で受けられる制度がある国は恵まれています。

 

  -ー それで治らない場合どうしますか? --


他に選択肢があれば試してみたいと思います。

漢方だけでなく、中医学には漢方薬のほかにも鍼灸・推拿があります。

日本では代替医療ですが、明治維新までは主流の治療方法でした。

中国や韓国の歴史ドラマに出てくる宮廷医師がとっていた手法と似ています。

 

対象は人体です。

時代が変わっても体は急に進化しません。

もちろん原料となる動植物も急激な変化はありません。

中医学(漢方)も有効手段の一つというです。

 

  ーー 西洋医学との違いは何か? --

 

西洋医学は科学的根拠(エビデンス)がすべてです。

漢方は、エビデンスで解明されていない部分が多いです。

経験論だけでもなく、独特の『陰』『陽』『寒』『熱』といった科学用語を用います。

現代用語に置き替えて表現すると『酸』『アルカリ』『水素』『酸素』などに

近いものもあるでしょう。

現代科学に置き替えられないだけで独自の理論も存在します。

それを正しく理解できれば医学として人のために役立てられます。