卵巣癌の手術後に再発防止と生理を整えたいと漢方をはじめられました。
手術後の癌マーカーの値はまだ少し高めでしたが、免疫を高めるとされる漢方の服用で数カ月以内に正常範囲に戻りました。
卵巣に病巣があっても骨盤の中は敏感に反応します。
ずっと前から便秘の兆候がありセンナ製剤を長期にわたり服用されていました。
センナ製剤は性質上、長期連用すると腸を冷やしてしまうので更に便秘体質になりやすいのです。
まず中止してもらい、化瘀血できる下剤に変更しました。
腸の瘀血を取る目的ですが、広範囲に作用して子宮内の瘀血も取ってくれるので一石二鳥です。
瀉(悪いものを体外排泄するもの)と補(体に必要な物質)のバランスも大切ですので、
瀉ー瘀血・水停
補ー気・血
という具合に体の機能を整えていくうちに
1年たった今では生理周期は正常に近くなってきています。
定期健診でも医師から特段指摘はなく。順調回復です。