立夏

5月6日前後

 春にお別れし、夏を告げる時

気温が上昇し雷雨が増え

農作物が生長する重要な節気

古代中国では迎夏の行事があり

この日にお茶をのむ習わしがあります

“立夏の養生は心の保護” 

まもなく炎熱の季節を迎える

気温や湿度はぐんぐん上がり

植物は生い茂り、体は倦怠感を感じ

暑さを嫌がります。

 

生理活動の中心は“心”

“心為一身之主、臓腑百骸皆聞命于心、

故为君主。心臓神、故为神明之用”

心の解釈は、循環器と脳

生理機能と意識、感情を支配します

 

心は夏気に通じ心陽は夏に最も

旺盛になり機能を最大限発揮します

 

行き過ぎた感情を持つと傷心する

ため、常に感情を落ち着かせる

必要があります

傷心することで感情のコントロール

が出来なかったり、暑さに負けて

しまいます

 


 夏は常に薄着になるので健常人も

外感予防は必要です。

エアコンで冷える前には織物や

ひざ掛けで冷えないように、

就寝時も気温に適した寝具を

使ってください

 

風邪を引けば、ひどくなる前に

生姜湯、お風呂など工夫して軽く

汗をかいて休んでください。

 

高齢者は心臓発作に注意して

朝は少しの玉ねぎ、夜は少量のお酒で

気血暢通してください。

食事は塩分控えめ、繊維質をたっぷり

和食中心にしてください。

 

おいしい新茶を頂きましょう