日曜の大雨から湿度が高くなりましたね。
気候は大雨の時は寒湿、その後は湿熱と変化しています。
体に湿が多いと水毒証といいます。
いずれの気候が来ても水毒証の方は頭重、だるさ、痰の絡みなど水の症状が体に出やすくなります。
お風呂の栓を抜くようにすっぽりと抜けてくれると簡単なのですが、栓を
抜いても出てこない水があります。
どういうことかというと、後ろ側に回り込んでいるためにとどまり続けてしまうのです。
その水を抜くためにはまず、表に出してこなければなないです。
また、水がサラサラ状態(湿)であれば出しやすいのですがネバネバしたもの(痰)に変化していれば、サラサラの状態に変化させてから表に出してあげなければなりません。
これからの季節は熱の状態が強い方は湿が痰に変わりやすいため、痰が絡むことがあります。
梅雨時期にひどくなり喘息様の症状で困られることがありましたら早めに痰湿を体外に排泄しておくと症状に苦しむことはなくなります。
漢方薬には化痰薬や理湿剤がありこれらを自然な形で体から除去してくれるものがあります。
日本は湿気の多い国です。
原因不明(検査をしてもわからない)の症状に水がかかわることがあり、この場合西洋医学よりも中医学のほうが原因がわかることがあります。
漢方薬で解決できることも多いので、お困りの際はご相談くださいね。