『子宮筋腫』に悩まされている女性は多く、月に何日かは恐怖すら覚える痛みに悩まされ鎮痛剤が手放せないそうです。
日本には鎮痛剤のCMがやたらと多いなあと思いませんか?
私が薬剤師だからなのか?5種類はすぐに思いつきます。
また、日本人は薬好きだから経済効果もあるのかもしれません。
鎮痛剤は痛みを止めるものであって原因を取り除くものではありません。
中医学で言う筋腫は『瘀血』が病理産物と考えられています。
いわゆる血の滞りです。
これの発生原因は、冷え・気滞・水停などが考えられますが、子宮にできるものであっても体全体を考えるのが中医学。
鎮痛剤は、『消炎鎮痛剤』と言うくらいなので冷やす性質を持っています。冷えが原因となる筋腫持ちの人が使用を続けるとさらなる冷えを招き瘀血の生成を促すことになります。
必要最低限の使用が良いですね。
ただ、痛みを止めるよりも『瘀血を減らす』ことを優先させると痛みは確実に減っていきます。
漢方薬にはそのような作用をするものが有り、また同時に子宮を温める作用を持つ薬も存在します。
この2つを上手く使用すると筋腫の痛みが軽減されることがよくあります。
10代のころから40代初めまで手術することもあり、ずっと悩んでおられた方が漢方を飲み始めてから痛みが少なくなっていて、痛みの出ない月もあると言われます。
10年前に出会っていたかった。と言われたこともあります。
筋腫のある方は、子宮だけではなく全身にも瘀血ができやすい体質の人が多いです。
そのため、顔にもシミができやすくなります。
体の瘀血を取ることで、シミも薄くなります。