この二つの画像はなんだかお分かりになられますか?
上のものは『山梔子(くちなし)』です。今の季節たわわに実っていますね。実家の木になっているので乾燥しています。
お正月には栗きんとんの色付けに使います。
どこにでもあるのですが、漢方では清熱作用を持つ生薬とされています。
実際に、生の山梔子を輪切りにしてできものに貼り付けておくと程度にもよりますが、3時間くらいすれば赤味が引いていきます。
これは検査をしていないためお薬としては使えませんが、お客さんにお見せすると、「かわいい」『綺麗』と言われるので気に入ればお持ち帰りいただいています。
下のものは、『冬虫夏草』です。
免疫力を強化する作用を持っています。
その名の通り、菌に体を蝕まれた虫です。
この虫は蝉の幼虫で珍しくも天然ものだそうです。
チベット産が有名ですが、これはちがいます。チベット産は投資の対象となり資源が枯渇し高値の取引でめったにお目にかかれるものではありません。現在よく出回っているものは菌糸を蚕に植え込んで作った人工の冬虫夏草です。
写真に写っている髪の毛のような部分は菌糸が伸びたもの。その下が虫です。よく見ると、上の個体の色の違う薄茶色の部分は目です、足もついています。
下の個体を割ってみると、菌に蝕まれているので内臓はなく菌が育っています。
匂いは、昆虫くさいです。
最初は、スープにしようと思ったのですが臭かったのでディスプレイになってしまいました。
虫と菌が薬に変わるのですから自然の力とそれを発見した人のすごさに感心させられます。