上皮内癌と闘ってみました。

『先生はいつもスッとしてお元気ですね。うらやましい』

というようなお言葉をお客様から頂きます。

私もそうでありたい。というのが本心です。

 

以前から定期健診で要精査とか経過観察など

何年にも渡り悪くなったり良くなったりを繰り返す結果が出ていました。

2022年についに上皮内癌はありそう。

これ以上悪くなると浸潤癌の可能性があるかな?

という結果がでてきてしまい。

クリニック受診→がんセンター送りという目にあいました。

 

『めんどくさい』の一言です。

がんセンターは、癌治療目的の人がいく所です。

私の場合は前癌病変は漢方でする方針なので手術をする気は毛頭ありません。

 

まずその旨医師に伝えますと、

『当センターは患者様の意志を尊重します。

手術しなければどうなるかお分かりですね。』

と自己責任といわんばかりの返答が帰ってきます。

 

医師には『はい』とだけ伝えましたが

医師の話の前提は何も手を施さない場合のお話です。

 

それからがんセンターには3か月ごとに検査のみ通いました。

9カ月目の検査で医師がエコーをしませんでした。

私は『癌はないと判断されていますか?』と聞いてみました。

『癌はない』と返事がありました。

明らかに今までの雰囲気とは違っていました。

 

前癌病変部位はまだ残っているので医師としては予防的措置を提案され

手術ではなくレーザー(日帰り)を提示されました。

これもそれなりに痛みを伴うのでパス。

 

前癌病変は、癌の確率が高い所見です。

切除しなければ癌の有無は不明。

癌病変が見つかれば次の手術を行うという流れです。 

 

手術やレーザーは短期間で済み物理的にもなくなったことが分かるので苦痛や不安が付きまとう方には最短でとてもいいと思います。

 

漢方の場合は時間は1年以上は必要かと思います。

なぜこんなに時間が必要かというと

今までの生活で作り上げた体を根底から変える必要があるからです。

癌体質をノーマル体質に戻すのです。

 

前癌病変なので大して苦労があったわけでもなく、早期発見で体も元気なまま健康を見直す良いきっかけでした。

食事・睡眠・ストレスなど生活における悪かったものは排除し、一旦フラットな状態を保つことに専念し、

とはいえ完全禁酒生活もほどほどにしないとお料理がおいしくないので、たしなみたいときには適量を楽しみます。

睡眠時間も夜9時を半年は継続しましたが、

仕事しながらは時間的に厳しくここもほどほどに。

ストレスは容赦なくかかってきますが、

必要に応じて対応しました。

箱灸だけは毎日欠かさず、鍼灸師さんの指示に従い続けています。

 

これも面白いもので、続けると要領よくできるようになります。

今では自分の時間が上手に使えるようになりました。

 

自分の体が元に戻るにつれ、

同じような段階のお客様のご相談が増えてきて

お役に立てているようです。