中医学の診断法の一つに舌を見る方法があります。
全身の状態が本当に良く分かります。
舌の苔の部分は、正常な場合白く薄いものが出てきています。
疲れすぎたり、熱がこもりすぎたりするとなくなります。
胃腸に水分が多かったり、便秘をしていると分厚くなります。
黄色くなると、熱を含んでいます。色の程度で熱の程度も変わります。(食べ物による着色もあります)
黒い苔は、極端に冷えているか極端に熱がこもっているかのどちらかです。
その場合は舌本体の色を見て寒熱の判断をします。
先日、舌が真っ黒になっていたお客様がお帰りになられてからネットで調べると大変なことが書いて有ったと、とても不安になられたのだと思います。
その日のうちにメールで、この黒い苔はどのような漢方でいつごろ消えますか?
とお問い合わせいただきました。
黒い苔は舌の問題ではなく体質が変化しなければなくなることはないですよ。
3時間で消える方もありますよ。
食事などの影響もありますよ。
と、何点か気になるところをお伝えしました。
ネットを見ると怖いことが書いてあるらしいのですがすぐに死んでしまうわけでもありませんし、暑い季節にお酒やストレスの多い方にはよく見られる事ですので過度に心配しないでくさいね。
お困りの際はいつでもご相談くださいね。