半年くらい前に月経周期による肌荒れと気持ちの乱れをどうにかしたいとご来店されたお客様が、気持がとても落ち着いてきたので補陰薬のみで体の調整をしていました。
困った声で、
またイライラが出てきました。もうないと思っていたのに、ショックです。。。
とやってこられました。
お話を聞いていると、どうやら春の気に負けてしまったようです。
冷えのぼせもあり、首筋のコリもあります。気が体の下の方で働かずに上部に上ってしまったようです。
どうしても、陰虚の方は春に弱くこのような症状が出やすくなります。
このような症状は中医学では陰虚陽亢、肝風内動と言います。
春は1年のうちで肝気が強く働き冬眠から目覚めるように体か活発に働こうとして代謝が上がる季節です。(痩せたい人は4月が狙い目です。)
抗わずに受け入れて時が過ぎるのを静かに待つのも方法です。
以前にヨガの指導をされている方にきいたのですが、ヨガにも陰ヨガと陽ヨガがあるそうです。
陰ヨガは、じっと動かないそうです。
陽ヨガは、動きがあるので受講者に教えやすいそうです。
漢方薬や、食事以外に陰をためる方法です。
動かない、眠る。といったことがこれに当てはまります。
春は自然界の陽気が動き回るので、人が動き回ると更に体内の陽気が動こうとします。
人は、じっと動かずに陰の状態を保つことをする方が良いのかもしれません。
お薬がある程度効いてくれば、セルフコントロールができるようにしていきたいと思っています。