舌を見て何がわかるの?

体のバロメーターとして中医学では問診、舌診、脈診、切診があります。

 

舌診では何がわかるのですか?

と皆さま思われていると思います。

お客様それぞれに個々の説明をするので、

他の人はどんなだろう?

と気になる方もあるかもしれませんね。

 

ここでわかるのは体の陰陽・気血水のバランスが

どの部位でどうなっているか。

ということです。

 

舌の本体は

赤・白で分けると

赤は陽または陰虚(陰が少ない)

白は陰または陽虚(陽が少ない)

舌の先の部分は頭。

 

舌の根っこの部分はお尻。

 

例えば

冷えのぼせの方は

のぼせて頭に上がった熱(陽)の部分が

舌に現れます。

 

のぼせているときは

舌の先の部分だけが真っ赤になっています。

 

舌の苔(表面のうっすらとした白い部分)は

気を水の状態を表します。

気が少なければ苔は少ない。

水が停滞しているときは水分が多いか

苔が分厚くなります。

 

もっと細かく分けることができるのですが、

分かりにくくなるので大雑把な説明にしておきます。

 

これを参考に熱や水のコントロールの方法を考えて

漢方を選んでいます。

 

そのため、舌磨きや飲食などで

苔の状態や着色があると

正確なバロメーターではなくなります。