漢方で高血圧を正常にするというのはあまり慣れない感覚のようですが、原因さえはっきりわかれば正常値に戻ることも多いです。
収縮期血圧と拡張期血圧、いわゆる上の血圧と下の血圧です。
西洋薬の得意とするところは収縮期血圧を下げることで、何種類も存在します。
一方、拡張期血圧を下げる薬は種類も少なく効果も得られにくいようです。
同じ血圧なのですが、体の働きをコントロールするのは難しいですね。
漢方の場合、拡張期血圧を上げるのは心陽。一方の収縮期血圧を上げるのは肝陽。に当たるので、それぞれの薬を飲んでもらいます。
しかし、中には両方高いという人があり上を下げると下も下がるか?
と言うとそうではなく、両方下げないと下がりません。
ただ、血圧は毎時変動するので上の高い時間と下の高い時間を把握してそれぞれの時間で調節して飲んで頂くようにしました。
上手くセルフコントロールのできる方は、早いうちから降圧効果が表れています。